拓海妊娠 2000.02
2000年2月。生理が全然こなくて、心配して妊娠検査薬を道君と買ってきた。
おそるおそる検査してみたら陽性。拓海との最初の出会い。

この頃コンビニでバイトしてた私は拓海を妊娠してからもやっていて4月まで続けた。
周りのみんなから「もうやめた方がいいなじゃない?」って何度も説得されてた。
でも、続けてた。

初めての産婦人科。道君について来てもらった。尿検査、エコー。初めてですごく緊張してたような気がする。まず先生の1言。「産みますよね?」だった。産むに決まってるじゃん!!!
私が19歳で若かったからかな?「産みます。」って言ったら、「おめでとうございます!」って言ってくれた。これだけで泣きそうになった。妊娠・出産に不安だった私はこの時すっごく涙もろくなってた。先生は、初めからおめでとうございますって言うと、もし中絶を考えてる人だったらダメだから産みますよね?って聞いたんだって。だからごめんね。って言われました。

でも、1番最初に行った産婦人科はうわさが余りよくなく、亡くなった人もいるみたいで、実家の方の市民病院に通うことになった。
定期的に検診をちゃんと受けた。血液検査は本当にしんどかった。毎回倒れないように、目をつぶってやったり、楽しいことを考えながらうけた。
この頃、周りの人たちはみんな、私の事を本当に大事にしてくれてた。母も父も出産の費用が働いてると帰ってくるからと、私を実家の自営業している呉服点の社員にまでしてくれた。
「家ならえらくなったら寝てればいいし、働ける時だけ働けばいいし」って、すっごく親のやさしさを感じた。本当に私は甘えてばっかりだ。こんなに色々迷惑や心配ばっかりかけてるのに。



初めて胎動を感じた5月。妊娠6ヶ月の時。お腹もだいぶ大きくなったのに、妊婦服を着たくなくてせっかく母が買ってくれたのに、普通のスカートとかはいて、よく母にも道君にも怒られたっけ。まだ遊びたい心と、親になる不安で、いっぱいだった。でも、お腹の拓海はどんどん成長してる。胎動を感じた時は「このままじゃダメだ」とやっと思い、ひよこクラブとか買って勉強したりした。でも、この本を読んだら、出産の経験とかいっぱいのってて、ちょっと怖くなったり。
毎日色んな思いをしてすごした。
道君とケンカした時も、泣いて一人でこもったり、夜遅くに出て行ってみんなに心配かけたり、お腹の中に拓海がいるのに悪い事ばっかりしてた。

落ち着いてきたのが妊娠8ヶ月の頃。この頃はまだ道君とアパートに住んでて3階だったし、夏だし、階段の上がり下りもきつかったな〜。買い物も重いもの持ったりするとお腹がすっごく張ってえらかった。便秘もすごくひどくなってきて、トイレに何時間もいたり( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

出産予定日は9月28日。1ヶ月前くらいには実家に帰った。道君と離れ離れになるのが嫌で結構帰るのを伸ばしてたりしたな〜。仕事が休みの日には会いに来てくれて、家の周りを2人で散歩したりして。もうこの頃は男の子って分かってたから母と問屋さんに行って、ベビー用品を買うのがすっごく楽しみだった。服やおもちゃ、かわいくってしかたがなかった。

妊娠10ヶ月。もうそろそろ生まれてもいいね〜って先生が言ってから毎日の様に散歩にいった。拓海も大きくなって、お腹がだいぶ重かった。道君と散歩に行ったり、妹について着てもらったり、もうこの時はちゃんと妊婦服着てましたっ(*゜▽゜)ノ
いよいよ出産。



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